近代日本画の展覧会をはしご

近代日本画の展覧会をはしごしました。

福田美術館(福美)と京都国立近代美術館(MoMAK)。
嵐電嵐山駅=>嵐電天神川駅太秦天神川駅=>東山駅というルートで。

このはしご、なかなかよかったです。キュレーションというものについてつくづく考えさせられました。順番は、午前が福美、午後がMoMAK(逆はお勧めしません)。

福美は開館したばかりのお披露目展覧会、ということもあり、大作ぞろいで見ごたえはあったのですが、ちょっと総花的?
MoMAKにはキュレーションの力というものをまざまざと見せつけられた、という気がしました。

ざっくりいえば、福美は初めてだけど頑張って作品収集して展覧会企画しました!という感じ(偏見?)。
MoMAKは、筋金入りのキュレーターが全国からえりすぐりの作品を借り集めて構成した展示(3F)+自館収蔵品の中から企画展に合わせて構成したコレクション展示(4F)。企画展と常設展がシームレスにつながった感じでした(とっぱなが「円山・四条派の系譜―近代京都画壇より」だった)。
www.momak.go.jp

音声ガイド


ついでにいえば「音声ガイド」についても、いろいろだなあと。

福美の音声ガイドは、基本無料です。各作品について平易な解説が流れます。テキストでも表示できますが、老眼なので読み上げてもらえると楽ちん。

MoMAKの音声ガイドは有料(550円だったっけ?)だけど、ナレーターと声優のガイドはメリハリがあって聞きやすく、大乗寺副住職のお話もあって、お金も手間もかけてるなあ、内容も濃いなあと感心。
okyokindai2019.exhibit.jp

www.momak.go.jp

okyokindai2019.exhibit.jp
この展覧会、8-9月は東京藝術大学大学美術館で開かれてたんですね。